「僕、くじらのさっぱりレモンケーキ」

ども、最近週末になるとザトウクジラを見つけに行く旅を楽しんでいる、メルボルンのくろねこです。今日はですね、そのクジラにちなんで、とっても美味しいクジラのさっぱりレモンケーキのつくり方をご紹介したいと思います!このケーキはですね、見るだけでも心がほっこりしますが、レモンの輪切りを落としたソーダと一緒にいただくと、甘酸っぱさがシュワっと口に広がってあなたをもっと元気にしてくれます。 かわいいクジラのとぼけ顔があなたをきっと向日葵のような笑顔にしてくれますよ! メルボルンっ子の誕生日事情なども合わせて楽しくお話していきますね!

Photo by Brooke Lark on Unsplash

おとぼけ顔のくじらのレモンケーキの作り方はYoutube「メルボルンの田舎の海にザトウクジラを見つけに行くお話」の最後でも紹介しています、ぜひ見てみてね

ケーキの作り方の前に、ちょっと雑談…メルボルン子のバースデーケーキ事情

ケーキの作り方を紹介する前にちょっとだけメルボルンの手作りケーキ雑談。くろねこはですね、一応母親歴25年でもありまして、息子のうさぎ君が 小さい頃はうさぎ君の誕生日のたびに色々な「おもしろケーキ」を作ってきました。 この記事を書くにあたって昔の写真を引っ張り出して(うさぎ君は最後のアナグロ世代です。だから全部写真屋さんの袋にメガと一緒に入ってました)今まで作ったバースデーケーキをいくつか見てみました。こんな感じです。

メルボルンではたとえばこんなバースデーケーキ

4歳の自転車の誕生日ケーキ 大雨の中だったけどみんなでサイクリングしたのを覚えています笑
2歳の汽車ポッポ誕生日ケーキ プレイグループのお友達を読んで賑やかパーティー
1歳の誕生日はこちらの風習にのっとってパーティーを開きましたが、これはたぶん、家族だけでやったときのお楽しみケーキ
7歳の誕生日ケーキ うさぎ君は低学年辺りまでなぜかメルヘンチックな男の子でした。テントウムシもお気に入り
3歳の誕生日ケーキ 「ミスターリトルのうるさい車」のお話を読んだ後このケーキでお祝い

メルボルン子のバースデーケーキ、お味は?

メルボルンでは(きっと他の西洋の国も同じかもしれませんが、私は日本とメルボルンにしか住んだことがないのでこう書きます)友達をよんで誕生祝いをするときは、バニラかチョコレートのケーキに色がきちんとついたアイシングで飾りつけをした手作りケーキを出すのが主流です。バースデーケーキというのはですね、基本的に味より見た目で勝負するの(かわかりませんが)で、味はほとんどがいまいちです。とにかく甘い。私は日本で育ちましたから日本の「お誕生日ケーキ」のそれはそれはおいしかったことを覚えています。程よい量のほどよい甘さの生クリームが、これまた程よい甘さのフルーツのシロップ煮と一緒に、夢のようにふわふわしたスポンジケーキに飾られ…うーん食べたくなっちゃいますね。

バースデーパーティの行方とメルボルンの子育て百景

メルボルンママが作るバースデーケーキはこのような味のハーモニーなど全くなく、「いかに子供を見ためで喜ばせるか」かが作る時の最大のポイントです。子どもは一年を通して違うお友達の誕生パーティーに呼ばれますから、送り迎えをするママたちはその先々でいろいろなケーキを見ることができ、まるでケーキの品評会みたいになります。しかし、こちらは、日本のように、子どもたちが皆でテーブルに座ってお行儀よくママのお料理に舌鼓を打ち、「お誕生日おめでとー」なんてやりません。子供たちはばらばらと会場(お家)へやってきてお誕生日キッド(ここは単数形なのでキッズではなくキッドです)にプレゼントをわたしたら、あとは立食パーティーのテーブルに並んだ食べ物をつまみながら、勝手に遊びまわったり、エンターテイメントに参加したり自由気ままです。で、パーティーの最後になるといきなり誕生日キッドのママが「ハッピバースデー」なんて歌いながら自分の努力の結晶(ケーキ)に大きなロウソクをつけてそれを持ち、ろうそくの灯が消えないようにそろりそろりと歩いてパーティーテーブルに近寄って来ます。すると遊びまわっていた子供たちは、それがフィナーレのイベントだと察し、みんな集まってきます。

で、このハッピーバースデーの(バースデーキッドがろうそうくを吹き消す)フィナーレが終わると、みんな思い思いの場所でケーキを食べて、 ローリーバッグ(キャンデイーや小さなおもちゃの入ったおみやげ袋)をもらい、 それでパーティーはお開きということになるんですが、皆さん想像つくでしょう?子どもはこの時点ではもうおなか一杯。だって食べては遊んでをやってたわけですからwww。それに加えて、超アマのケーキ。ケーキはあまり食べられることなく、パーティーの残骸となって庭の隅や、砂場の端っこや、ブランコの上とか、ソファの背もたれの上に、こぼれたドリンクと一緒に置き去りにされます笑。なので誕生日ケーキを作るときは味にだわらず、かなからず見た目を重視するのです笑。 まあ、これもメルボルンで見慣れた子育て百景の一つです。

…とはいっても、これはもう20年も前の様子です。最近はすっかりヘルシー嗜好になったメルボルン人ですから、最近のママたちはそういうケーキを作らないのかもしれませんねえ。ちなみに保育園でも子供にバースデーケーキを提供しますが、大手のチャイルドケア会社のほとんどが今は、砂糖を使わないヘルシーケーキポリシーを採用しています。うーん、私的にはそれもつまらないなんて思っちゃいますねえ…

 

おとぼけ顔クジラのさっぱりレモンケーキの作り方

とにかく!くろねこ先生がここでご紹介するクジラのケーキは、砂糖が入ってるのでまあ、ヘルシーとは言えませんが、見た目のかわいいレモンがたっぷりさっぱりケーキ、とっても美味しいのでぜひ何かの機会に作ってみてくださいね。お気に召すこと間違えなしです!形を変えてアレンジもできますよ。

 

おとぼけ顔クジラのさっぱりレモンケーキの材料

 

おとぼけ顔クジラのさっぱりレモンケーキ.スポンジの作り方

 

1. 卵、油、砂糖をボウルに入れて電動ミキサーでなめらかになるまでよく混ぜる

2. レモン汁、すりおろしたレモンの皮とヨーグルトを1に混ぜる

3. 小麦粉は塩を混ぜたら、ふるいにかけながらボウルに入れて、ゴムベラでサクサクと切るようにゆるく混ぜ合わせる

4.  丸型に生地を流し込んで、180度のオーブンで20~30分くらい焼く

5. レモンバタークリームを作る

6. 焼きあがったケーキをクジラの形に整え、レモンバタークリームを塗って飾り付けをする。

おとぼけ顔クジラのさっぱりレモンケーキ.バタークリームの作り方

レモンバタークリームは、材料を全部入れたらふわりとしたクリーム状になるまでミキサーで混ぜます。フードカラリングを入れて混ぜます。

おとぼけ顔クジラのさっぱりレモンケーキ.飾り方

ケーキが焼けたらさまして、写真のように3つに切り、端っこの2つを合わせてくじらの体にし、真ん中ののピースでしっぽやひれをつくります。

余った切れ端はてっぺんに付けて隙間を埋めます。バタークリームでのり付けするのを忘れずに

バタークリームを全体に大体塗ったら、 ひれをつけてから、今度はしっかりとクリームを塗って仕上げます。ジェリーをまわりに飾ったら出来上がり!ぜひ作ってみてね。

また遊びに来てね

今回の「メルボルンっ子のバースデーケーキ事情とおとぼけ顔くじらのさっぱりレモンケーキの作り方」、いかがでしたか?「簡単だから作ってみよう!」なんて思ってもらえたらうれしいです。美味しいレモンケーキをほおばって心がほっこりしたら、次回の「心ほっこりのんびり話」にまたぜひ遊びに来てくださいね。

こんなお話もあるよ!

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