メルボルン 億万長者の散歩道～海辺の豪邸お庭の中を歩くちょっぴりサプライズなウオーキングコース～

Melbourne Millionaire’s walk

「億万長者の散歩道」のあるSorrento どうやって行くの？

億万長者の散歩道Millionaire’s walkは、メルボルンMelbourneの市街地からモナッシュ フリーウエイMonash Fwy(M1)、イーストリンクEast Link(M3)そしてモーニングトンペニシュラ フリーウエイ Mornington Peninsula Fwy(M11)を南東に向けて１時間半ほど車で走った所にあるモーニング半島Mornington Peninsulaの先端、ソレントSorrentoというとてもチャーミングな海辺の町にあります。 地図はこちらです。

億万長者の散歩道 おすすめの散策プラン

「億万長者の散歩道」とソレント周辺の海の風景を満喫するには、「億万長者の散歩道」に続くソレント公園Sorrento parkからお散歩を始めるのが素敵！ ソレント公園から 最終地点の ポイント キング ビーチPoint King Beach までゆっくり歩いて45分から1時間くらいです。 ソレント公園 にはもちろん は公共のトイレやシャワー設備はがありますが、ポイント キング ビーチにはありません(笑)。おすすめのプランはソレントの町で美味しいサンドイッチをゲットして、ソレント公園 でピクニックランチを済また後、飲み物とちょっとしたスナックを持って ポイント キング ビーチ までお散歩をしたら、ビーチでゆっくりのんびりして帰ってくるというのがいい感じです。

「億万長者の散歩道」 はSorrento Park から出発！

ソレント公園では、高台からソレントとクインズクリフQueenscliffの間を行き来する連絡船でもあり遊覧船でもあるシーフォードフェリーSeaford Ferriesをのんびり眺めることができます。私は、フェリーが車や沢山の人を乗せて出航したり、船着き場に到着したりするのをゆっくり眺めるのが大好きで、船の甲板にいる人に手を振ったり、長いグレートオーシャンロードGreat Ocean roadを旅した後このフェリーに乗ってソレントにわたってきたのであろうキャンピングカーを眺めて、どんな旅であったのだろうと旅をあれこれ思い描いてみたりします。

Nepean Hwyの歩道

公園の中の海岸伝いにある遊歩道をフェリーを眺めながらぶらぶら進んでゆくと、一度ポイントネピアン道Point Nepean Hwyの歩道に出ます。この歩道をポートシーPortseaの方向に向かって歩いてゆきましょう。晴れている日は歩道の木漏れ日がキラキラあなたに降り注いで、「生きていて心地がいいな」と思える時間が流れます。こんな時は道を走る車の音もなぜか楽し気で、すれ違う家族やカップルたちも、尾尻を振る犬たちと一緒にその特別なお散歩を心から満喫しているよう。海辺の町特有の太陽の光の中にキャッキャッという笑い声が響きます。

Nepean Hwy沿いの豪邸と Saint Jonhns Church

そして見えてくるのがこの道に並ぶ海辺の豪邸です。散歩道から見えるようにゲートを見開きのままにしている家もあり、家の庭の真ん前に広がる海の風景に、 通りがかりの私たちの心が吸い込まれます。その良くメインテナンスされた庭たちは、「ちょっとだけ、見せてあげる」なんてウインクしているかのようでもあるし、生真面目な顔ををしてキリっと海のほうを見つめ、時折じろっと私たちを見張るその家の執事のようでもあります。

Lentill Avenue

何年か前に建て直しをして見違えるほどきれいになったセントジョーンズ教会 Saint Jonhns Church の前を通ってもう少し行くと、右側にレンテルアヴェニュー Lentill Avenue という小さな砂利舗装の道が出てきます。ここを曲がって先端まで歩くと、そこに「億万長者の散歩道」の入り口があるはずです。でも先端まで行ってみて、そこからはもう道が続いていないのを見付けてあなたは首をかしげるかもしれません。でものそのかわりに、その道の先端に、まるで童話に出てくような海の風景を見つけ、ため息をつきます。おそらくこの 私有船着き場 Private Jetty がある風景は日本の海岸ではないかな？これは欧米文化特有の海辺の風景かもしれません。

ここは私有船着き場 で、この長いボードウォークはそのまま海岸の崖を上る階段を通って「海辺の豪邸」に繋がっています。「海辺の豪邸」に住む人はお家からここを通って直接持ち前のボートに乗り込むというわけです。ため息が出ますねえ。しかし、何といってもこの海の色！ソレントはメルボルン市街地から日帰りで行ける海であるのにもかかわらず、正直、ビクトリア州のどこの海よりもチャーミング！何度行っても「ああ！」とため息が出てしまうほどです：）…え？日本にはもっとチャーミングな海がある？∸ そりゃそうでした笑、やっぱり自分が住んでる所のお国自慢ができるとき「私たちは幸せなんだなあ」って心ほっこりしますよね笑。

「億万長者の散歩道」 入り口

さて、肝心の「億万長者の散歩道」を見つけなければなりせんね。あなたは「えー、どこー？」なんてあちこち見まわしても、そこには小さな古い木戸しかありません。で、あなたはふと気が付きます。「これが億万長者の散歩道の入り口？」ーそうです！

古い木戸を開けると、ぱあーっと広がるあのチャーミングな海辺の風景。そして、歩いてゆくとあなたは、実は自分が誰かの「海辺のお家」のお庭の海よりにある端っこを歩いているのだと気付きます。

海辺のお家の庭を通って

時間によっては、「海辺のお家」の家族が、海辺に面するテラスでランチを楽しんでいるところを横切ることもあり、あなたはちょっとどうしようと思ってしまうかもしれません笑。けれど、こんなドラマみたいな光景のなかをに実際に歩ける機会なんて、そうそうありませんから楽しんじゃいましょう。

面白いのは、見られている家族です（ごめんなさい笑）。もしかすると貸別荘（レンタルホリデーハウス。オーストラリアではごく一般的な家庭でも休暇は レンタルホリデーハウス で過ごすことが多いです。）なのかもしれません。なので、こんな素敵なお家で過ごせて、「わあいいな」などと言って見られているほうも案外楽しいのかもしれませんね。勝手な想像ですが笑。でも私が行った時も, 「お家の人」は「お散歩人」がお庭を行き来していても、まったく気にせずにいるようで、お庭には楽しい笑い声が響いていました。

最高にチャーミングな展望スポット

さあ、ここがハイライトの展望スポットです。きれいですねえ。お天気のいい日はクリスタルをちりばめた鏡にアンティークのドールハウスの家具を飾ったみたいになります。各家の私有船着き場は全部１９００年初頭から中期に建てられたものでしょうか。愛らしいデザインにユニークな装飾が施されています。

Private Jetty への降り口を横ぎって

そこから各家のゲートを通りながら歩いていきます。お家から私有船着き場まで下りてゆく階段の降り口も、ここで目にすることができます。ここはきっと「もしもここに住んでいたら」の創造遊びが一番刺激されるところかもしれませんね。

林の中の細い遊歩道

さあ、そこからまたのんびりと林を通ってあるいていきましょう。海では色とりどりのボートがぷかぷかと水に浮いてこのキラキラした時間を楽しんでいます。空には時々ジブリの映画「紅の豚」ごとく自家用水上飛行機が「プルプルプル…」と呑気だけどちょっとうるさい音を出して空中を思いのままに遊覧したりしています。やっぱりこの辺りに住む豪富さんたちでしょうか、まあ、見てるだけで楽しいので一応手を振ってあげましょう笑。

最後はPoint King Beachでのんびり

そして、最後にたどり着くのは息をのむほどの愛らしい砂浜 Point King Beach 。誰かのビーチハウス（これも私有で、海遊びに必要な物をしまっておいたり、海水浴の間休んだりする小さな小屋のようなお家）や船着き場を近くで観たりすることができます。一般の人もここで海水浴を楽しむことができますし、浜辺で豪富さんたちの色とりどりのボートがゆらゆら碇泊しているのをのんびり眺めて一日を過ごすこともできます。丹念に磨かれたきれいな色のボートが太陽に反射してきらりきらりしているのを眺めていると、自分の心の中にある「のんびりしてても、ま、いっか」のセリフが、突然ひょっこりと顔を出して、ついにんまり。ここでゆっくり休んでいきましょう。

パンデミックが終わって、メルボルンに遊びに来たときは、この 億万長者の散歩道 に遊びに来てみてくださいね。あなたの一日を極上のものにしてくれること間違えなしです！

さて、くろねこがこの 億万長者の散歩道でのお散歩 を「母の日に贈る元気の贈り物」と題してVlog動画にしたのがこちらです。素敵な音楽にのせてお送りする海辺のお散歩動画、ぜひのぞいてみてください。母の日に楽しむ元気なお散歩の後は、パン細工で作る素敵なギフトの作り方もご紹介しています。