ホエールウオッチングに行こう!

メルボルンのカントリ∸サイドでは冬になるとホエールウォッチングを楽しむことができます。前回のくろねこ先生のクジラ紀行Part1では、私、くろねこさんが2019年にモーニングトン半島ケープシャンク灯台岬でクジラを見た時のお話を書きましたが、今回の記事では、メルボルンで野生のクジラを見れるお勧めのスポットを、今年2021年の「クジラ探しの旅」のお話を織り交ぜながらご紹介していきたいと思います。今年は見逃しちゃったけど、コロナ渦が無事に終わることを願って、いつかメルボルンに遊びに来てクジラを見てみたいなあと思っている方も、これを読んで心ほっこりのんびり旅の気分を楽しみたい方も、ただ単にクジラ好なあなたも、ぜひ最後までお楽しみください!

メルボルンのどこでクジラを見つけられるの?

Mornington Peninsula モーニングトン半島

メルボルンから Monash Fwy(M1)/East Link(M3)ー>Peninsula Link(M11)という高速道路を南東に向けて一時間くらいドライブすると モーニングトン半島 に着きます。Peninsula Link(M11)からRed Hillで降りて, そのままFlinders 方面に向かって車を走らせます。FlindersからBoneoに向かう道(Google Mapの中の C777)が 今回ご紹介する展望スポットにつづく 南海岸沿いのFlinders Hinterland Scenic Drive です。

Lookouts on The Flinders Hinterland Scenic Drive フリンダース ヒンターランド シニック ドライブ沿いの海岸展望スポット

車でモーニングトン半島に来たらこの フリンダース ヒンターランド シニック ドライブ は必見です!壮大な海岸を背にして、どこまでも広がるなだらかな丘、そこになぜか懐かしさを感じるのんびりとした牧場の風景が溶け込みます。毎週訪れても、心がほっこり優しい気持ちになります。このドライブコース沿いにあるいくつかの展望スポットは、クジラを見つけるのにちょうどいい感じです。

Blowhole Lookout
Blowhole Lookout ‐メルボルンのくろねこ

フリンダースの町をボネオBoneo方面に出て、7~8分走ると、まず一番初めに見つけるのが、このブロウホール展望スポットです。断っておきますが、展望スポットといっても、今日紹介するどこの展望スポットも丸太で作ったちょっとした立ち見代です(笑)。こういうところは絶対に自然を邪魔しないようなシンプルな作りになっています。間違ってもハイヒールなど履いてきちゃあいけません。 ブロウホール展望スポット は散策してみて歩くところはありませんが、雄大な外海の風景を見ることができます。ここにゆっくり座り込んでクジラを待ってるのも手かもしれません。

Tea Tree Creek Walking Track

ブロウホール展望スポット からさらに7~8分ドライブすると、今度は ティー ツリー クリーク ウオーキング トラックがあります。ここが、くろねこさんが、YouTube の心がほっこりEarth ChildrenVlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 1」の中で、今年クジラを探しに行った一番目の場所です。ここは、崖っぷちの上から雄大な海を観察することができます。晴れている日はピクニックや海辺の散策を楽しみながらクジラが来るのを待つことができます。 双眼鏡を忘れずに持っていきましょう。

Two Bays Walk Track

またさらに10分くらい行くと、くろねこ先生クジラ紀行Part1でちょっとだけ触れたモーニングトン半島を縦断するツー ベイズ ウオーキング トラック の中間地点の入り口に 着きます。ここから海にむかって ツー ベイズ ウオーキング トラック を一時間ほど歩くとBushrangers Bayブッシュ レンジャーズ ベイというとってもきれいな浜辺に出ます。ここは車の来ないほとんど自然手つかずの砂浜で、この浜辺の先端からも ホエール ウォッチングが楽しめるでしょう。ランチと飲みものをもって行けば一日ホエール ウォッチングやピクニックをしながら楽しい コースタル ウオーク(海岸散策)が楽しめます。

Cape shank Lighthouse Reserve

そして最後はケープシャンク灯台公園です。ここにはツー ベイズ ウオーキング トラック をブッシュ レンジャーズ ベイ からさらに1時間ほど歩くと 着きます。車では,ツー ベイズ ウオーキング トラック の中間地点入り口から、さらにヒンターランド シニック ドライブ を 10分ほど行くと着きます。ケープシャンク灯台公園についてはくろねこ先生クジラ紀行Part 1でご紹介させていただきました。また、YouTube の心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 」の2と3も、ケープシャンク灯台公園から見れるとっておきの風景や、ケープシャンク岬最後の灯台守トニーとプルーのお話など楽しくて心がほっこりするお話が盛りだくさんなのでぜひ見てみてくださいね。

ケープシャンク灯台公園は岬をぐるりと囲むように展望スポットが点在しているのでいろいろな角度からクジラがを探すことができます。YouTube の心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 3」でくろねこ先生が上った博物館裏の丘は、実は知る人ぞ知るちょっと秘密の場所です。あの展望スポットはSignal Tower Lookoutという名前がついていて、灯台公園の一番きれいな風景が見えるとっておきの場所。ポストカードの写真もあそから撮影したものが多いのに、ほとんどの訪問者はこの場所を見逃したまま帰ってしまうようです。(ちなみに私はこの秘密の場所に来る人を増やさないために、いつも必ず他の人に見られないようにわざと隠れて丘に登る悪者です笑)でもあなたがケープシャンク灯台に来た時はぜひこの丘に立ち寄って見てみてくださいね苦笑。

ケープシャンク灯台公式ホームぺージはこちらからどうぞ https://www.visitvictoria.com/regions/Mornington-Peninsula/Things-to-do/Nature-and-wildlife/National-parks-and-reserves/Cape-Schanck-Lighthouse-Reserve

Phillip Island フィリップ島

メルボルンから Monash Freewayモナッシュ フリーウエイ(M1)をひとッ飛びして、Gippsland Highwayギップスランドハイウエイ(M420)に入ってひたすら一時間車で走るとフィリップ島 に到着します。

メルボルンのホエールウオッチングといえば、実は一番有名なのがフィリップアイランドです。フィリップアイランドでは毎年、クジラが南極から北への移動を開始してちょうどオーストラリアのビクトリア州の南海岸を通過する6月の、子供たちが冬休みに入る季節に、Whale Festivalクジラ祭りを開催します。人々は双眼鏡を手に、各々好きなように車でウォッチングポイントを回ったり、クルーズに参加したりしてホエールウォッチングを楽しみます。たった一つの橋を渡ってフィリップアイランドに入ったら、そのままメインロードをまっすぐ15分ほど行って、まずインフォメーションセンターにたちより、ホエールウォッチングマップをもらって場所を確かめるのが良いでしょうポイントは次の5つのスポットです。

The Nobbies

心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 最終話 」より

ここでは長い長いボードウォークをしながらホエールウォッチングを楽しむことができます。特記したいのは、自然環境や野生動物保護活動が活発なこの辺りでは、クジラだけではなくいろいろな動物に出会います。心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 最終話」で、くろねこさんもいろいろな楽しい生き物に出会いました。

Phillip Island Cape Barren Goose – メルボルンのくろねこ

まずペンギンなんですけど、ペンギンさんは海岸沿いの植物の茂みの中に自分で起用に穴を掘って巣を作りますが、フィリップ島ペンギンの数を取り戻すための保護活動の一貫として設置した人工巣箱を機嫌よく別荘としてフル活用しているペンギンさんも多いようです。ビデオの中で見たペンギンさんも人口巣箱の中でゆっくりしていていらっしゃいました。また、Seal rockがあるザ.ノビーズではアザラシを見ることもあります。動物が好きな方はぜひ心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話 最終話」をのぞいてみてくださいね。

すっかり横道がそれてしまいましたけど、ザ.ノビーズでは,、双眼鏡を手にしたら、まずクジラのクルーズ船を探し、船がストップしたらそこから少し距離をはなしたところをぞいてみるとクジラがいるかもしれません。が、今回くろねこさんはそのチャンスに遭遇することができませんでした…泣

Summerlands Lookout

Lookout in Summerlands ‐メルボルンの黒くろねこ

ザ.ノビーズ の駐車場から「ペンギンパレードは こちら」の看板を目印にして砂利の舗装道路をゆっくり進んでいくと途中いくつかのホエールウォッチングポイントに出くわします。このドライブでは雄大な眺めを楽しむことができます。最後に行き着く サマーランズの展望スポットからは、フィリップ島の有名なアトラクションであるペンギンパレードの会場を見渡すことができます。ホエールウォッチングポイントにはクジラ図鑑などもあってお子さんとの会話が弾みそう。

Pyramid Rock

サマーランズの展望スポット を出てVentnor Roadにもどったらそのまま進み、Back Beach Roadバックビーチ ロードに入って10分程でピラミッド ロック入り口の標識が出てきます。ここも、ホエールウォッチングポイントとしては有名ですが、その名のごとくピラミッド型の岩島が海に浮かんでる風景を楽しむことができる展望スポットでもあります。駐車場(といっても砂利の空き地みたいな感じ)から少し歩いたところに展望スポットがあります。ビデオの中で、くろねこ先生が、「今回の旅はいろいろなものを見たり感じたりして楽しい旅でした」とクジラの旅を、自分の幼稚園教師時代の旅と重ねて しみじみする場面が、このピラミッド ロック でした(ネタバレ笑!)。

Pyramid Rock ‐メルボルンのくろねこ

ビデオの中には出てきませんでしたが、撮影の時、北欧から来てるっぽい家族がこの ピラミッド ロック で長い時間ずーっと双眼鏡でクジラを探していたのが印象に残っています。、こども二人は結構飽きていたようですが、年季の入った大きな双眼鏡を持ってるお母さんは、どうしても子供にクジラを見せたかったのか、いつまでもいつまでも双眼鏡で海を見ていました。そんな人を見ているだけでも、なぜか心がほっこりしますね‘。何か北の海でクジラの思い出があるんでしょうか、そんな風に想像すると楽しくなります。

Cape Woolami

ケープウーラメイは、橋を渡って島に入ってからすぐに入り口の標識が見えてきますから、そこを左折して7~8分ほど走ると到着です。駐車場からしばらく砂浜を歩いてからウオーキングトラックに入りますが、そこから ケープウーラメイ 展望スポットまでは2時間ほどのコースなので食べ物や飲みものを持ってゆくのがオススメ。途中Pinnacles Lookoutピンナックルズ展望スポットでユニークな岩山を見ることができます。 ケープウーラメイ 展望スポット は車での乗り入れはなく、空気は澄んでとても静かです。 ここならクジラが見れそう!くろねこさんは根気がなくまだ ケープウーラメイ 展望スポット まで(つまり先端まで)歩いたことがまだありませんが…。 木陰がほとんどないので帽子を忘れずに!

Whale Watching Cruise

ホエールウォッチングクルーズ – さてさ て!陸からクジラが見えなかったらやっぱりこれに参加するしかありません!料金は一人100~150ドルほどでちょっと高めですが、クジラのシーズン中はクジラを見れる成功率80~90%とありますから払う価値はありそうです。

Image Photo by Andrea Zanenga on Unsplash

くろねこさんも、心がほっこりEarth Children Vlog「A Story of Whalesメルボルンのカントリ∸サイドにクジラを見つけに行くお話」は実は最後にクルーズにのる予定でした …が!何と、天気が悪いから日にちを考えてたりしてそうこうしてたら…メルボルンはまたまたコロナ渦のロックダウンになってしまっって、観光ツアーは全部キャンセルになってしまいました。七月に入るとクジラたちはビクトリア州の海域を離れて北上していってしまうのだそうで、今年はもうこれでおしまいという事になりました泣。来年こそは!

フィリップ島のホエールウォッチング クルーズの情報はこちらがおすすめ!

また、フィリップ島公式ホームページはこちらです https://www.visitphillipisland.com.au/

今回の記事お楽しみいただけましたか? 今年のメルボルンホエールウオッチングは見逃してしまった、という方もこの記事を参考にして、ぜひ来年は「心ほっこりのんびりクジラの旅」をお楽しみください!2022年のクジラの季節の公開になると思いますが、くろねこ先生クジラ紀行 Part3 ではオーストラリアのクジラにまつわるお話を紹介してみたいと思います。新着記事をお知らせできるようにでひ購読登録してくださいね。次回の「誰も知らないメルボルン探検」のお話もお楽しみに!

 Reference:https://www.penguins.org.au/conservation/research/penguin-research/

こんなお話もあるよ!

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