少人数制の幼稚園プロジェクト学習
この記事は毎週更新中です。初めにはじめて記事を見てくれた方にちょっとバックグラウンドのご紹介です。
皆さん、ようこそ オーストラリア幼稚園体験記へ!オーストラリアはメルボルンで30年近く幼稚園教師をやっているくろねこです。メルボルンの幼稚園は2学期。私は35人ほどの幼稚園のクラスを教えていますが、それを5つのグループに分けて ”少人数制のグループのプロジェクト学習”を導入しています。この記事では「ひまわりグループ」の学習体験の記録を、原文の英語から日本語に訳したものを毎週ご紹介しています。また、この記録は親たちとシェアしていますので親に語り掛けるように記されています。また、所々に「写真を見て」とありますが、プライバシーの関係でここには掲載できませんが、記録から子供たちの生き生きした様子を感じ取っていただけると思います。前回の記事も含めて、このシリーズのもう少し詳しい説明はこちらをタップ!
さあ、メルボルンの幼稚園で繰り広げられる子供が主体の学びの旅の体験記、続きを見てみましょう!
幼稚園プロジェクトひまわりグループ学びの旅3学期第1週(26/7/16) ~「メルボルン動物園のフロントゲートとバックゲートを作る!」
前回のあらすじ:プロジェクトの目標など、いろいろ決まってないこともあるけど、とにかく動物園プロジェクトを始めることにしたひまわりグループ。まずはメルボルン動物園のフロントとバックゲートの写真を見てしってることについておはなししてみた。前回のお話はこちらから!
ひまわりグループ・セッション:「表門と裏門ができたよ!」
今日のお話
前学期の終わりに確認した通り、動物園マッププロジェクトを続けるには、今こそテンポの良さが必要です。くろねこ先生は、子どもたちが作ったマップの用紙を壁に貼ると、すぐに話を始めました。子どもたちと一緒に座ることすらしないそのスピード感が、子どもたちのやる気に火をつけます。前学期に表門と裏門について話したことを子どもたちはよく覚えていたので、くろねこ先生は「新学期のオリエンテーションは必要ないね。さあ、始めよう!」と心の中で思い、子どもたちに呼びかけました。「今日はこの2つの門を作るよ!」
子どもたちはまだ自分たちがどこに向かっているのか完全には分かっていない様子でしたが、私はそのまま活動を促しました。必要なブロックなどの材料を集め、「メルボルン動物園の表門」を組み立てていきます。エイミーが作った動物園の看板を掲げて、ついに完成!くろねこ先生は子どもたちに写真を撮るよう伝えました。「この写真を印刷してマップに貼ろう!これが私たちの動物園マップの表門だよ!」
子どもの学び分析(ラーニング・アナリシス)
活動中、子どもたちのこんな声が聞こえてきました。
「本物のメルボルン動物園に行ったんだよ!本当に本物なんだから!」(ファンガス)
裏門の作り方を学んでいるとき、エイミーは「あ、ここはアイスクリームとかを買う場所だね!」と言いました。
「ねえ、チーターは世界で一番速い動物なんだよ!」(ナーラン)
子どもたちが自分の経験をマップ作りに重ね合わせて楽しんでいる姿が見られました。チーターのエリアについて話し、用紙のどのあたりになるかを簡単に見せると、自分たちがしていることが実際の現実世界とつながっているように感じられたようです!(学びの指標 4.3)
表門が完成したとき、子どもたちの集中力が少し途切れそうになったため、小さなゲームを挟みました。これが気分転換となり、再び集中を取り戻した子どもたちは、見事に「裏門」も完成させました。みんなで一緒に学習目標を達成するために、根気強く取り組み続ける経験ができました。ぜひ子どもたちが作った門の写真をご覧になり、その素晴らしい成果を褒めてあげてください。それが来週への大きな励みになります(学びの指標 4.1)。
子どもたちは、教室中から材料を集める、実際の建物を「思い出しながら」組み立てて話し合う、写真を撮る、そして使った材料を片付けるといった、共同でのクリエイティブな体験にとても意欲的に取り組みました。全員が進んで交代で貢献し、素晴らしいチームワークを見せてくれました(コミュニティ 1、学びの指標 4.4)。
門が完成した後、まずはどの動物のエリアから作りたいかを話し合いました。この会話はディスカッションチャートに記録されていますので、ぜひ写真でご確認ください。子どもたちが積極的に参加している様子が見て取れます。話し合いの結果、子どもたちはまずマップ上に「チーターのエリア」を作ることに決めました(学びの指標 4.2、コミュニケーション 5.1)。
次回の計画(これからの予定)
ここからは、さらに慎重に進める必要があります。子どもたちのモチベーションをどうすればもっと高められるでしょうか?ステップ1: 今日撮った門の写真を印刷し、マップに設置します!子どもたち自身にパソコンを操作してもらい、オフィスまで印刷された写真を取りに行く経験をさせます。同時に、実際のメルボルン動物園のマップも印刷します。
ステップ2: 本物のマップを参考にしながら、自分たちのマップに動物園の主要な通路を描きます。その後、チーターがどこにいるかを調べます。
ステップ3(しかし!): チーターがどのような環境を必要としているのか、自分たちはまだ知らないということに気づかせます。そして、家族と一緒に調べてみよう!と投げかけます。
チーターはどこから来たの?
どうやってオーストラリアに来たの?
快適に過ごすためには、どんな場所必要?
子どもたちに話し合わせ、予想を立てさせた上で、宿題シートを作成します。
次回をお楽しみに!
…実はこの後、くろねこ先生はメルボルン動物園には実はチーターはいないということを知りました。なぜかというと、チーターには走れるための大変広い環境が必要不可欠でメルボルンのアーバン市域ではそれは無理だからです。でも、これは子どもたちに「動物たちの飼育環境」を考えてもらう素晴らしい機会になりそうです!来週どうなるか、こうご期待!
メルボルンのくろねこ先生とEarth Children Blog
ちなみに私の経歴や30年間のメルボルンでの幼稚園教師体験記、プロジェクト学習の導入とは何ぞや、また、そのペダゴジカルドキュメンテーションについてのやり方などについて、くろねこ先生のブログ「心ほっこりEarth Children Blog」の中で多く記事を書いていますので、ぜひぞいてみてくださいね。リンクはこちらをタップ!
Earth Children BlogVisit the post for more.earthchildren.blog