日本の大学で初等教育を勉強し、どういうわけだかメルボルンで幼稚園教諭になって23年、メルボルン在住28年になる。この間にビクトリア州の大学院でオーストラリアの教育流儀も仕込まれる。メルボルン生まれの息子ももう27歳。聞こえはいいが実は波乱万丈だった海外生活を経て、地域のコミュニティで働くということの本当の意味を学び、夫婦の絆、家族の大切な繋がり、そして苦しいことがある中でも’小さな地球の鼓動’を感じて生きることの喜びがあることを体験してきた。長い間幼稚園でのプロジェクト学習実践に取り組み、文化多様のこどもたちと沢山の’学びの冒険’を楽しんできた。