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第4話 子ども主体の学習ってどんなもの?オーストラリアの幼稚園の教室から毎週子どもたちのリアルな学習の旅体験記をお届け!

少人数制の幼稚園プロジェクト学習 この記事は毎週更新中です。初めにはじめて記事を見てくれた方にちょっとバックグラウンドのご紹介です。 皆さん、ようこそ オーストラリア幼稚園体験記へ!オーストラリアはメルボルンで30年近く幼稚園教師をやっているくろねこです。メルボルンの幼稚園は2学期。私は35人ほどの幼稚園のクラスを教えていますが、それを5つのグループに分けて ”少人数制のグループのプロジェクト学習”を導入しています。この記事では「ひまわりグループ」の学習体験の記録を、原文の英語から日本語に訳したものを毎週ご紹介しています。また、この記録は親たちとシェアしていますので親に語り掛けるように記されています。また、所々に「写真を見て」とありますが、プライバシーの関係でここには掲載できませんが、記録から子供たちの生き生きした様子を感じ取っていただけると思います。前回の記事も含めて、このシリーズのもう少し詳しい説明はこちらをタップ! さあ、メルボルンの幼稚園で繰り広げられる子供が主体の学びの旅の体験記、続きを見てみましょう!前回のお話はこちらから! 幼稚園プロジェクトひまわりグループ学びの旅2学期第6週(26’/5/28) ~「動物園へ冒険に出かけようか?」~ 前回のあらすじ;子供の会話から、新しいグループプロジェクトのテーマを絞り出すために奮闘するくろねこ先生。「(メルボルンの)シティを探索したい」が子供の声だが、もう少し彼らの声を聴いてみることにした。前回のお話はこちらから! 今日のお話今日の話し合いがどうなるか少し緊張していましたが、先週計画した通り、子どもたちを「街の路面電車ごっこ」に連れていくことにしました!まず、こどもたちの路面電車は職員室へ行き、くろねこ先生のバッグからマイキーカード(メルボルン市街の電車乗車カード)を取り出されなければなりませんでした!フランがマイキーカードを握り、廊下にある棚を機械見立てて(笑)「タップ」しました。 「路面電車」が線路を走っている間、私たちは話をしました。子どもたちはたくさん話しましたが、ほとんどは「公園に行きたい!」という話でした。くろねこ先生は「いや、またこの話(公園)に戻るわけにはいかない!」と思いながら首を振りました。「でも、今はシティにいるじゃない!シティには、なんか特別なとこがあるよ!みんなそう言ってたじゃん!」とくろねこ先生は子どもたちに尋ねました。 面白いことに、子どもたちはくろねこ先生の熱意に抗うことができませんでした。ナーランが「じゃあゲームショップに行こう!」と言ったのですが、却下されました(笑)。するとファンガスが「そうだ!動物園に行こう!」と言い、他の子どもたちもうなずいて「うん!動物園に行こう!」と賛成しました。 そこで私たちは「路面電車」に乗って教室に戻り、動物園ごっこをしました。くろねこ先生は、子どもたちがそれぞれ演じた動物を、教室の隅々まで見て歩いて片っ端から探し出す役目を担いました。とても楽しかったです。お子さんにどんな動物になりきったか聞いてみてください! その後、グループで何をしたいかについて最後の話し合いをしました。動物園ごっこをした後も、本に載っている街の他の場所をいくつか見て回りました。子どもたちは「動物園」「空港」「図書館」「博物館」を挙げました。そして、子どもたちがこれまで行ったことのある場所について話し合いました。子供たちは積極的に話し合いに参加しています。 特に空港の話になると、話合いなもっと活発になりました。 「ニュージーランドに行ったことあるよ(ナーラン)」 「タイに行ったよ!(フアンガスー)」 「飛行機でたくさんの場所に行った(アン)」 「あたしはグリーンランドに行たんだ!」 (フラン)…これを聞いて、空港についての楽しい調査プロジェクトもいいな、とくろねこ先生は思ったんです!…でも、その後の話し合いの結果は元の方向に戻ってしまいました。多数決で、子どもたちは「動物園で冒険しよう!」を選んだのです。動物園ごっこはかなりインパクトがあったようです。 学習分析と弥生のマインドマップふう!ひまわりグループのプロジェクトのテーマを決めるのに、だいぶ遠回りしてしまいましたが、ようやく決定できてよかったです。この自分のマインドジャーニーを通して気づいたのは、ひまわりグループの子どもたちはアイデアを探求するときはとても積極的になりますが、彼らのテーマへの集中力はすぐに散漫になってしまう傾向があります。そこで今後のプロジェクトセッションでは、、必ず子どもたちが選んだテーマに集中できるような方法で導いていくことにしました。プロジェクトを成功させるためには、子どもたちが学習の方向性を逸らさないようにする必要があります。 次の大きな課題として、子どもたちは「動物園の冒険」の目的を見つける必要があります。そこで、動物園の地図を作るように直接提案することにしました。先週計画していたように、「実は動物園についてあまり知らない」という結論に子どもたちを導くことはできませんでしたが、これは、子どもたちがプロジェクトに取り組む中で自然に起こっていくだろうと感じました。そして、自己発見を通して、動物園の情報を他の人と共有したいという気持ちが芽生えるでしょう。 もう一つの大きなテーマとして、ひまわりグループには、私たちのホーム動物園であるメルボルン動物園について調べてほしいと思っています。ほとんどの子どもたちはメルボルン動物園に行ったことがあるでしょうし、オンラインでもいつでも見ることができるので、これは簡単にできるだろうと予想しています。来週、この件についてグループに話します。このプロジェクトは、子どもたちのコミュニケーション能力(もちろん他の能力も)を大きく伸ばす学習効果をもたらすでしょう。 次回の計画―まず、プロジェクトの目的を明確にする―セッション全体を話し合いに費やさない(地図作り、動物園探検、そして振り返り(図を描く)毎回この3つの要素で構成する。行動:1.みんなで大きな紙を作る2.Googleでメルボルン動物園の地図を検索する(文字キーを使う)3.地図の輪郭を書き写す4.「動物園の入り口には何があるかな?」ゲームをする 次回をお楽しみに! …ということで、やっとプロジェクトのテーマが(ちょっと月並みになってしまいましたが)決まりました!今度は子どもの動物園についての「はてな?」を探していかなければなりません。それが「テーマ型学習」との違いです。こういう月並みのテーマから子供の「はてな?」を見つけるのは、結構難しいんです。ガンばらなければいけません(笑) メルボルンのくろねこ先生とEarth Children Blog  ちなみに私の経歴や30年間のメルボルンでの幼稚園教師体験記、プロジェクト学習の導入とは何ぞや、また、そのペダゴジカルドキュメンテーションについてのやり方などについて、くろねこ先生のブログ「心ほっこりEarth Children Blog」の中で多く記事を書いていますので、ぜひぞいてみてくださいね。リンクはこちらをタップ!